はんだとは
Sn-Pb系はんだ
錫と鉛を種々の比率で配合した合金
- 種々の融点を持つはんだができる
- 錫や鉛単独よりも合金は高強度
しかし、
- 鉛は人体に有害
- RoHS(Restriction of the use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment)指令
↓
鉛フリーはんだが主流に
鉛フリーはんだの例
Sn-Pb系はんだの状態図概要
Sn-Cu系はんだの状態図概要
低温はんだと高温はんだ
- 低温はんだ(低融点はんだ)
溶け始め(固相線)が183℃未満のはんだ
一般に、Sn, Pb以外にCd, Bi, In等が配合される
⇒耐熱性のない部分の接合等に使用 - 高温はんだ(高融点はんだ)
溶け始め(固相線)が183℃を越えるはんだ
一般にSnかPbをベースにAg, Sb, In等が配合される
⇒高温にさらされる部分の接合等に使用⇒鉛フリー化により定義変化
ぬれとはんだ付界面
- はんだ付時の現象
・金属表面にはんだがぬれる(ぬれ)
・Sn※と母材が互いに拡散する(拡散)
・界面に合金層を作る(金属間化合物※の生成)
※ 母材がCu、はんだがZnを含まないSn合金の場合
金属間化合物:2種以上の合金成分の化合物(整数比)
金属間化合物は、比較邸硬くてもろい(はんだ付の証、だが、成長しすぎはだめ)
⇒ 最適加熱温度=はんだの融点+(40?50)℃必要とする「ぬれ」が得られたら加熱停止